オルリスタットとは

ゼニカルの有効成分オルリスタットとは

オルリスタット(または、オーリスタット)は、スイスの一流製薬会社「エフ・ホフマン・ラ・ロシュ社(ロシュグループ)」によって作られました。
エフ・ホフマン・ラ・ロシュ社は、インフルエンザ薬として知られているなタミフルを製造専売しているメーカーとしても有名です。

オルリスタットの働きは、脂肪に働きかける消化液(胃液、膵液)の成分であるリパーゼの活性を阻害する事で、脂肪が消化管から吸収されるのを抑制する効果がおよそ30%程度あります。また、体内吸収はわずかで、大部分が便中に含まれて排出されます。

食欲抑制薬であるマジンドール(サノレックス)やメリディア(シブスタット、オベスタット、リダクティル)のように、脳内に働きかけて食欲を抑えるというものではないので、重篤な副作用の危険性が無い事でも知られています。

更に、Ro18-0647として広く臨床試験も行われていて、2001年3月の段階で全世界で850万人以上もの投与例がある程です。

発売以来多くの国で認可されています

オルリスタットは、以下のような代表的な国で認可されています。

1993年
発売が開始され、ヨーロッパを中心とする17ヵ国で肥満患者の治療薬として使用
1997年8月
アルゼンチン、中南米、欧州連合(EC)をはじめとする86ヵ国で薬として認可
1999年4月
シンガポール、中国、韓国、台湾で薬として認可

臨床試験によりダイエット効果も明確となっています

オルリスタットを用いて1年間かけて行われた臨床試験の報告が、北米やECから相次いでいます。

中でも、アメリカの17プライマリーケアセンターの報告では、BMI30~44の18歳以上の男女796名を対象として、以下のような条件での臨床試験が行われました。


低エネルギー食を4週間実施後、摂取エネルギーの比率を脂質30%・糖質50%・タンパク質20%として、コレステロールやアルコールの摂取にも制限を加えて、スタート時の体重が90kg以上か以下かで、一日の摂取量を5020KJと6275KJに分けて、さらに、プラセボ(偽薬)とオルリスタット(60mg or 120mg)の3つに無作為に分けます。


この試験で、1年後の原料効果をスタート時点と比較すると以下のようになったというものです。

  • プラセボ:4.26kg
  • オルリスタット60mg:7.92kg
  • オルリスタット120mg:8.78kg

この結果が示すように、オルリスタットによりダイエットが実現できているという結果を見ることができます。

また、継続できた人数はそれぞれ以下のようになりました。

  • プラセボ:(91人/212人中)
  • オルリスタット60mg:(120人/213人中)
  • オルリスタット120mg:(117人/210人中)

これらの脱落原因は、プラセボで入院の為というものが17%、オルリスタットでは、副作用によるものが、60mgでは6.6%、120mgでは11%という結果になっています。また、特に理由が無いというものもそれぞれでおよそ15%ほど居ました。